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更新日:2017年02月24日

水源かん養林とは

山紫水明の地甲府市は、日本有数の渓谷美を誇る御岳昇仙峡の渓流、本市最北部の金峰山・国師ヶ岳の山中から流れ出る清流、そして広大な森林(水源かん養林)によって土壌に貯えられ流れ出す地下水に恵まれています。
この恵まれた森林は、豊富で清澄かつ良質な水源を育み、私たちは常に「森林」の恩恵を受けています。
森林は、落ち葉や枯れ枝が微生物などの働きによって分解されてできた腐葉土に覆われ、その土はスポンジのように小さな穴がたくさん開いています。ここに降った雨は土壌のすき間に貯えられ、ろ過されて長い時間をかけて地下水となり、雨が降らない時でも少しずつ流れ出します。これが「水源かん養林」です。
このように、森林には「水を貯える」保水力があることから“緑のダム”と言われ、「安定したおいしい水」を供給するために重要な役割を果たしています。
また、森林には「水源かん養機能」のほかに「土砂流出防備機能」、「土砂崩落防止機能」、「保健休養機能」、「野生鳥獣保護機能」、「酸素供給・大気浄化機能」など、私たちにとって計り知れない公益的機能があります。私たちは、これらの恩恵に報いるために北部に広がる森林地域の環境保全に一層努力し、この大切な森林を後世に引き継いでいかなければなりません。

 

 

 


平成7年8月、林野庁の「水源の森百選」に、「御岳昇仙峡水源の森」が選ばれました。

「水源の森百選」認定区域
面積: 県有林 3,034ha
  甲府市有林 2,661ha
  金桜神社有林  743ha

合計   6,438ha